回遊動線について
前回は動線についてお話ししましたが、
SNSでよく聞く回遊動線とはなんなのか?
気になった方もいるかもしれません。
今回は回遊動線についてお話しします。
前回の話でもあったように
動線とは日常の生活や仕事で、
建物内を人が移動する経路のことです。
回遊動線もその名の通り動線が
1方向だけではなく、2方向以上あってぐるぐる
動き回れることからその名前がついています。
どのような特徴があるかというと
家の人とお客様用で2方向の通路がある間取りや
水まわりからキッチンそして収納へ行ける
多方向の間取りが代表的です。
平屋はワンフロアで完結する家なので
この回遊動線を使えば
わざわざ遠回りしなくても
目的の部屋に行けるので
間取りを考える上では
とても相性がいいです。
一見とても便利な回遊動線ですが、
弱点があります。
動線の記事でもお話しした通り、
動線と家具が重なってしまうと
とても住みにくくなります。
動線は他の役割と重なると
不便になります。
例えば収納。
複数の方向から出入りできたら動線としては
使いやすいですが、収納量は少なくなります。
あれもこれも回遊動線としたら
動線ばかりで実際の収納量が少ない!
ということにもなりかねません。
特に失敗しやすいのが
ファミリークローゼットです。
できる限り家の角に作って回遊しない
間取りにしたり、
ウォークスルー型にしない工夫が必要です。
コストを抑えるためにお家の面積を小さくして
収納量を重視したいのであれば
1つの出入口にするのが1番です。
とはいえ、それを決めるのは私ではなく
お家を建てるあなた自身なので
後悔のない間取りになるように
たくさん設計士さんと話しましょう!
人それぞれ思うことは違うので
何を1番優先したいかご家族で共有して
ご相談に来てくださいね。
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